五月の森はサンセール 第二幕
宮城県仙台市の、日本酒とワイン専門の小売酒販店『酒のかわしま』の経営者です。【本 店】仙台市宮城野区東仙台6-5-27  【立町店】 仙台市青葉区立町17-23
金魚酒が入荷しました!
福乃友 金魚酒


日本酒が樽で売買されていた昔々のその昔、酒屋が自分の店で割水(加水してアルコール度数を下げる事)をして、お客さんに量り売りをしていた時代があったそうです。その際に酒屋の店主が味よりも儲けを優先させるために、多目の水で割った酒も出回っていたんだとか。

そのようなアルコール度数が低く味の薄い酒を、当時の人は『金魚酒』と呼んでいました。「金魚も泳げるくらい、薄い酒」と言う事らしいですが、多分美味しくはなかったでしょうね。ところでなんでこんな話を書いてるかといいますと、その金魚酒が入荷したからなんですよ(笑)。但し酒のかわしまで割水をして量り売りをするなんて事は有り得ませんから、蔵元で出荷した時点でアルコール度数が低めの純米酒の話しです。

そうです、3月29日のブログに書いた発売前の純米酒を商品化したのが、この金魚酒なんです。とは言っても、味が薄くて美味しくない酒をお勧めするなんて事も断じてありません。前のブログに書きましたが、程よい熟成感のあるナッティな香りと軽快な味わいがしっとりとまとまっていて、美味しいから商品化してもらったんです。まっ、商品化したと偉そうに言えるデザインのラベルではないかも知れませんけどね(笑)。ちなみに呑む時の温度は、常温かぬる燗が一番美味しく感じました。


福乃友 金魚酒


念のため申し上げますが、「薄い」と「軽快」では大きな差があります。今回入荷した金魚酒は、昔のものとは違ってしっかりと純米酒らしい旨味と熟成感がありながら軽快な味わいんです。決して薄くはありません。ところで「果たして売れるんだろうか?」と心配になる商品名ですが、こりゃ時代を逆手に取ったジサマ杜氏@67.5歳の逆襲と思っていただければ幸いです(笑)。まあ、これを販売する私も、多少の勇気を必要としますけどね(笑)。

今回もジサマが手書きで長々と書いたやつが、そのままラベルになっています。ジサマが言うには書くのが楽しくてしょうがないので、出荷する度に文章の内容も変えるんだそうです。ネット上でのブログを書くのは苦手なので手書きのブログと言う事だそうですので、どうぞジサマの遠吠えに付き合ってやって下さい(笑)。「騙されたと思って。」なんて言うつもりはありませんが、思い切って金魚鉢に飛び込んだつもりでお買い求め下さいませ(笑)。でも美味しいから大丈夫、大丈夫。そうそう、ワタシとインディアン、ウソツカナイヨ。

◆品名:福乃友・二年熟成純米『金魚酒・きんぎょざけ』
◆蔵元:福乃友酒造(株) 秋田県大仙市神宮寺
◆アルコール分:14.5度
◆精米歩合:70%
◆お値段:一升瓶のみ税込1,998円


「ほら、財布にも体にも、優しい純米酒でしょう~~~。」



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◆酒のかわしま 店主 川嶋吉幸
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